友松圓諦訳 法句経第十二品 自己
おのれこそ
おのれのよるべ
おのれを措きて
誰によるべぞ
よくととのえし
おのれにこそ
まことえがたき
よるべをぞ獲ん
周りの人がどう思っているのか、どう見ているのかばかりを気にして生きていると、人の言動に惑わされて自分を見失ってしまいます。一体自分は何を考え、何をしようとしているのか。あの人、あの人ばかりを気にして自分は何者なのか。あの人が自分なのか。そうじゃないはずです。人を頼らず、もっと自分に自身をもって自分らしく生きる勇気が必要です。自分を磨き、自分を信じて、強く生きることこそ、正しい生き方ではないでしょうか。あと一月もすれば師走です。一年を省みてみましょう。そして新しい年を迎える心づもりをととのえましょう。