5月16日 嘉津宇岳に登る
安須森の修験の行をコロナの影響で中止して3年になる。今年秋には再スタートを考えているが、いきなりともいかないので、男性信徒と鈍った体をほぐす意味で、名護市にある嘉津宇岳に登った。初めて登る山だったが、予想以上に険しく、ハードだった。天気に恵まれたこともあって、登山者も多かった。安須森とはまた違った自然の醍醐味があって清々しかった。
群生する植物には安須森と似たようなものがあった。道中一人の信徒が、足元に落ちている花を見て、もしやと上の木を見上げると、そこには幻の花「イルカンダ」が木の枝に連なっていた。山奥に自生のマメ科の花でめったに見れるものではない。今日の登山の一番の収穫だ。初めて見る奇跡の花にみんな興奮した。足元ばかり見て歩いているので、気づく人はいないかも知れない。