故郷安田に眠る母の墓参りに命日にあたる昨日行ってきた。１月から体調のすぐれない妻がやっと動けるようになったので、意を決して行くことにした。午後から行ったのでお墓の掃除が終わったのは、午後６時頃になった。片道３時間もかかる遠い地ではあるが、母が帰りたがった故郷に墓を建立して月に一度はお参りするように努めている。
県道２号線から安田村落へ右折れする手前で道路工事があって警備員の誘導に従って右折した。バックミラーを見るとクラッシクなスポーツカーが後ろについて来ている。私が右折れしたものだから、県道２号線をまっすぐに行くべきところをうっかり曲がってしまったにちがいない。車の姿が見えなくなったりするがついて来ている。安田の村落の人以外は右折れすることはほとんど
ない。ドライブなら県道２号線を走って楚洲、奥方面に行くはずである。気がついて戻るはずと思っていたが、意外にも私の車の後についてきている。お墓の掃除用の水をポリ容器にとるため漁港に来て車を止めていると、そのスポーツカーが横を通り過ぎた。かっこいいダンディな男性が運転している。どうすのかなあと見ていると引き返してきた。
手を上げて写真をとらせて下さいと手真似したら車を止めて、心よく応じてくれた。会話を交わすことはなかったが、いい人生を謳歌して余裕すら感じるダンディな紳士でした。後で調べたらMorgan Roadster という 高級スポーツカーだった。
お墓を掃除していると近くの地面にぽつんと咲くちいさな花を見つけた。一枚パチリ。この花も調べると、Red Velvetという花だった。それとなく咲く可憐な姿はダンディな紳士に負けないくらい素敵だった。
