青葉祭り
青葉まつり
16日午前11時から真言宗の宗祖・弘法大師(こうぼうだいし)空海(くうかい)と中興の祖・興教大師(こうぎょうだいし)覚鑁(かくばん)のご誕生慶祝護摩を行います。写真は祈願札です。
弘法大師は、平安時代に中国の恵果阿闍梨から密教を継承して真言宗を興しました。
一方興教大師は、弘法大師亡き後、真言の教えを復興しました。
弘法大師のご生誕は宝亀5年(774年)6月15日、
興教大師のご生誕は嘉保2年(1095年)6月17日です。
ちょうどお二人が生まれた六月が新緑の季節なので「青葉まつり」と称します。
さてみなさん、葉っぱは緑色なのに何故「青葉」と言うのか不思議に思いませんか。
お釈迦さまの説いた教えを広く宣べて流布させることを表しているのが仏旗や、五色幕の色ですが、ここで用いている色は、青、黄色、白、赤、黒です。
しかし、伝統的に青は緑(翠)黒は群青色で表されるようです。
このように伝統に従って翠葉を青葉と表現しているものと思われます。
参考までに、
現在の国際仏教旗は、青、黄色、白、赤、樺で表されています。
真言宗では、青、黄色、白、赤、黒は五智如来を表す色となっていますが、具体的には伝統にしたがった色が使われています。