最近は七七の法要を完全に行う家庭が少なくなってきた。七七の間、仏が順番に六道輪廻の世界から解脱するするように導いてくださる大切な法要であるが、現代人は単なるセレモニーに考えているのか、1,3,5,7だけやって間は省くことが多くなっている。私は法要の中で最も大切な法要であること、またその意味、六種のお供えもの意味等を時間をかけて説明している。七七の法要や、仏壇のお供えものの意味を知ることによって、六道の世界へ落ちないようにと一生懸命祈るようになってくるし、我が身も徳を積む生活をしようと改まってくる。省略をお坊さんが認めると、どんどん仏教の教えが崩れてくる。僧侶は手抜きせず説法をしっかりしなければならない。亡き人も残された人も救うため説法をし心をこめて祈りたいものである。