昨夜は自治会の納涼まつりがあった。
ニュータウンのまちができて30年になるという。
3年ぶりに参加して驚いたのは、こどもつれの若いひとたちが増えたことだ。確実に二世代に移行していっているのがわかる。このまちには離島とりわけ宮古島の出身者が多い。先祖の地を離れて新天地を求めて移住してきたのだろう。それだけに、パワーがあり、各方面で活躍している人が多い。
浦添市の人口の7割が移入者である。しかも市民の平均年齢が36歳と若く活気あるまちを形成している。このまちにお寺をかまえて11年になるが、お寺と縁のできた人はわずかだ。
離島のひとたちは、古いしきたりを大事にする。かたくなに宗教を拒むところがあって、お寺の門をたたくのを躊躇するのだろう。
開教は根気がいる。エネルギーがいる。地道に儀式行事を行って布教していくしかない。秋の彼岸会に集まる人がふえることを願いたい。
仏さまの前で、命を授かって今存在している自分をみつめてほしい。何億という昔からお父さん、お母さん(先祖)が途切れることなく存在したお陰で今生かされていることに感謝しなければならない。命を授かって生かされているということに対して、先祖に感謝の心をいくら表わしても足らないだろう。
「先祖あっての我が命、心澄まして感謝せよ」と20年前に言った覚えがある。