菩薩の四弘誓（ぐぜい）というのがあります。四つの誓願のことです。
私はこういうことをしますと仏様に誓いを立てるわけです。代表的な四つの誓いは次の通りです。
１、衆生無辺誓願度（苦しんでいるものは限りなく多いけど、一人残らず救済することを誓います
２、煩悩無尽誓願断（煩悩は尽きることのないほどあるが、精進して滅します）
３、法門無量誓願学（量ることのできないほどある佛の教えを学ぶ努力をします）
４、仏道無上誓願成（無上の悟りを成就できるように精進します）
私は仏門に入ったときに、たった一つだけ佛さまに誓いました。
即ち１番の「衆生無辺誓願度」です。２０年の間に多くの病に苦しむ人々に奇跡を起こしてきました。いや自分の意思で起こしているのではなく、佛さまが、私を通じて救ってくださっているというのが、正しいでしょう。
私は人々のために、役にたつのなら自分の命をも惜しまない覚悟を決めています。全て佛さまのなすままに身をまかせて誓願を実行しています。
執着を離れ、佛さまと一体とならなければ、何事も成就できません。
執着を離れることは、並大抵ではありませんが、佛さまを信じて精進すれば、だれでも感応を得ることができるでしょう。
ある日突然自分が変わる体験ができると思うとわくわくしませんか。思ったそのときから仏道修行が始まります。
条件をつけて取り組もうとするのなら、やめた方がいいでしょう。佛道は自分に厳しく、他人にやさしく、無上の喜びにつつまれ幸せを得る。
